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Rossa Peak

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ゲーミングチェア使用感(WINcase)

公開
使用感とか書くと私のゲームパッドレビューシリーズを想起されるかもしれないけど、椅子を何脚も買う予定はありませんので、単発記事です。
椅子の記事だったらここの日記に書く必要とかないんだけど、今回はいちおうゲーミングチェアだからここに。


さて先日、使っていた椅子が壊れてしまいました。ここ最近ヤバいなぁ、って思っていちおう覚悟はしていたんですが、いよいよ。
座面を下げたら上がってこなくなりました。ちなみにこのシリンダー部分は、日本製の事務椅子では保証2年が一般的。
で、この椅子がいつのものかというと……2005年製でした。いままでよくがんばった。

オカムラ家具のコンテッサという椅子です。当時の販売価格は11~12万。いまの値段調べたら、うわ、高っか!
ちなみに当時のアーロンチェア(ハーマンミラーの超有名椅子)の価格は12~13万。いまの値段を調べたら、うわ、高っか!
ここ最近のテレワークブーム(?)で値上がりしてるのかなと思いましたが、どうも普通に値上がりし続けているようで。ていうか、在庫がある店がほとんどないじゃん!

持論ではありますが、椅子は老若男女どんな人でも高い椅子を買っていいと思います。25万円の高級椅子だって10年座るなら、ひと月にしたら2千円。
というわけで、エンボディチェアが欲しーなー、たったの20万円だよ? なんかすぐに壊れそうな形してるけど、ハーマンミラー社は12年保証だからだいじょうぶ。買ってー、って言ってみようとしたけど、残念どこにも在庫なし。ちぇ。

アーロンはまだ多少の流通はあるみたいだけど、実は座り心地はあんまり好きじゃないんだよね。コンテッサはわりと市場は潤沢。
10万円くらいに価格帯を下げてみると、有名どころではエルゴヒューマンとか。メッシュ系の椅子でしっかりしたランバーサポートがあるものはだいたいこのあたりが最低ラインです。エルゴヒューマンもそこそこの流通あり。
メッシュじゃない椅子だと2万~5万くらいの普通の事務椅子とか、最近頭角を現しているゲーミングチェアが視野に入ってきます。ただしランバーサポートはただの後付けクッション。座るときに常時背もたれを使うつもりなら、ランバーサポートはきちんとしているタイプの方がよいかと思います。背もたれ使わないならそもそもランバーサポートはいらない。

ゲーミングチェアと名乗っているものは、いわゆるレカロ風の形状(バケットシート)の椅子が多いです。でもサイドウォールは横Gがかからない事務椅子には邪魔ですので買おうと思っている方はご注意を。
エアランバーサポート内蔵のレカロに事務椅子の脚をつけたものがあるんですが、座面のウォールが高いとあぐらもかけないし、背もたれにウォールがあるとストレッチできないし。(柔らかいクッションのなんちゃってバケットシートなら大丈夫です)
あと、室内では扇風機の風が当たらないから夏場けっこう暑いです(車で使う分には正面からエアコンをガンガンに受けるのでむしろ快適)。

椅子は、体に触れる部分がメッシュのものとクッションのものとがあります。(他にも本革とかありますがそっち方面はよく知らないです。合皮は加水分解が怖い)
本当に座り心地の好みの問題ですが、最近はメッシュ座面の事務椅子が増えてますね。
メッシュは肌寒い印象を持つかもしれませんが、おおざっぱには、椅子の温度が常時室温と同じになると思っておけばよいです。

メッシュの椅子とクッションの椅子の差ですが、一番大きいのはホコリの積もり方です。メッシュ椅子はすごくホコリがたまります(そして目立ちます)。大根おろしのごとくメッシュで服をすり続けます、……目に見えて服が傷むということはないですが。

あとは耐久性の差で、クッションは古くなっても潰れるだけですが、メッシュは長く使うとたわんできます。同じメッシュでもメーカー(というかブランド)によって大きな違いがあって、コンテッサのメッシュはけっこう短寿命なので長く使用するつもりで購入するならクッション座面のほうがオススメです。
アーロンはすごく丈夫で15年ものをチェックしましたがまだピンと張っています(ただしリマスタードの長期使用品は見たことがないので知らない)。

ただしこれは新品の時の座り心地(すごく大げさに言うと、コンテッサはふかふか、アーロンはカチカチ)もあるので、一概に寿命だけで選ぶものでもないです。近所に家具屋がある場合は、高いお金を払う前に一度は試座しにいった方がよいと思います。
高いお金を出して体に合わない椅子を買ったら絶望するしかないし。


というわけで今回選んだのはこれ。
WINcase(関家具)
https://www.ergohuman.jp/wincase/

エルゴヒューマンのサブブランドのゲーミングチェアです。お値段約10万円でエルゴヒューマンBasicとだいたい同じ。
なんで突然これが出てくるんだよ?という感じですが、なんか背中の部分がカッコイイじゃん?
ゲーミングチェアと名乗っていますが、座面は同社のGenidiaという事務椅子とほぼ同じですし、座った感じも完全に事務椅子です。

ただし事務椅子として売っているわけではありませんので、組み立てが必要です。
(↑普通、事務椅子は完成品が届きます)
椅子の組み立ては別に難しいものではなく、脚にキャスターをはめて(押し込むだけ)、シリンダーを立てて(押し込むだけ)、椅子本体を乗せて(すごく重い)、ヘッドレストをはめて(押し込むだけ)、ネジ留めはアームレストのみ。
このアームレストのネジ留めがくせ者でした。ネジと6角レンチが付属しているのですが、ネジ(に塗布されているロックタイト)がこのレンチで回せないレベルで固く、私は結局剥がしたよ。あとネジが止まるまでアームレスト本体を空中で支えてないといけないので、かなり難易度高いです。自信がない人はあらかじめ助っ人を呼んでおきましょう。



ではレビュー。といっても買ったばかりなので、ファーストインプレッション的な。

まずは座面。この手の椅子にはむしろ珍しく、四角い枠に平らにメッシュを張っています。固さはアーロンよりは柔らかくコンテッサよりは固い感触。
太もも部分にクッションが入っているので、フレームに腿が直接当たりません。(←これ意外と重要)
メッシュの弾力で沈み込むのはお尻側だけです。

座面の長さは調整できます。身長150cmだと一番短くして膝裏が当たる感じ。背の高い人は、外人が座っている動画とかあるのでどんな感じかググって。座面の前後移動はできません。
座面下のメカ部分は天板が平坦になっているのでとても掃除しやすいです。ここやけにごちゃついている椅子が多いんですよね。


写真で見てわかるレベルに大型のアームレストは、使用感は高評価です。参考までにコンテッサのアームレストは30センチの湾曲型、WINcaseは37センチの平板です。
このアームレストはまず角度調整の範囲が広く、おなかに当たるまで回転させることができます。この状態で机に近づくと、ちょうど拳1個分くらいの隙間があきます。

さらに真ん中で分割して起き上がるようになっていて、この根元の部分に肘を置くと、ゲームパッドを持った手の重さをすべてアームレストに預けることができます。
この椅子は本体は事務椅子ですが、アームレストはゲーミングアームレストと呼んでいいでしょう。


背もたれの魚の骨のようなランバーサポートは上端が固定されていて、下端を持ち上げると(クリック感あります)背中側に張り出していく構造です。背もたれ下端のクッションが仙骨の位置にあって、そこから肋骨の下あたりまでを魚の骨が支えてくれます。

背もたれメッシュ自体は柔らかくサイドも張り出していないので肩周りは自由に動きます。
掃除は……どう見ても厳しいかな。特に背もたれ下端のクッション部分にめっちゃホコリたまりそうでしかも掃除しにくそう。
背もたれ下端のクッション素材はスポンジで、耐久性はちょっとわかりません。見た目だけですが寿命は短い予感がします。


ヘッドレストは私としては低評価です。前に出すぎています。リクライニングして後傾姿勢で使うにはいい感じですが、背もたれを起こすと頭が前に押されて、うつむかされてしまいます。
枕としては悪くない感じなのですが……。取り外したいのだけど、外し方がわからない。取り付けはスポって押し込んだだけなんだけど、引っ張っても抜けないです。

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追記:ヘッドレストの外し方がわかりました
ヘッドレストの根元とシートバックのメッシュの間のすき間にネジ穴があります。シールを貼って目隠ししてあるので手探りで探してください。
シールを剥がして中にあるネジを(見えないのでカンで)ドライバーで回すとヘッドレストは付け根の部分からまるごと外れます。なおドライバーは5センチくらいの短いやつでないとすき間に入りませんので、工具店などで買ってきてください。
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リクライニング(ロッキング)のテンションは、添付取説には4段階あるような書き方に見えますが、固いと柔らかいの2択です。私が操作方法がわかってないだけかしら。
背もたれとアームレストは接続されています(同じだけ倒れます)。この椅子は前傾姿勢はとれません。


オットマンは延長式のパイプを引っ張り出す構造で結構長く出てきますが、はっきり言ってすぐに壊れそうです。
リクライニングしてオットマンで脚を伸ばすと快適に寝られそうだけど、飾り的な存在かな。椅子に付属のものなんてみんなそうだと言えばそうですが。


問題だなと思うのは、オットマンを使わないとリクライニングしたときに尻が前に滑っていくことです。
この手の事務椅子は座面の後ろの方が下がっていることが多いです。背もたれを起こしているときはその部分は背もたれに隠れて使いませんが、リクライニングすると尻はこの下がっている位置に納まる(そうなるように座面も一緒に動く)ので姿勢が崩れることはありません。

一方この椅子は、座面が平坦なのでリクライニングしたときの尻の沈み込みがほとんど発生せず前に滑っていきます
設計ミスじゃない?って思ったのですが、四角い座面は尻側の部分にフレームがありませんでした(ハンモック構造)。つまり、しばらく使ってメッシュが伸びてくるとこの部分が自然に下にたわんでいくので、滑り感は時間経過とともに解消していきそう。

よくあることですがこの椅子は特に、店頭で一瞬試座した時とある程度長く使った後とでは、印象がけっこう変わっていきそうな気がします。


全体の評価としては、10万円にしてはなかなかよくできている椅子だと思います。このくらいの価格帯の椅子を考えている人は候補の1つに入れても間違いはないかと。

ちなみに同メーカー同価格帯のエルゴヒューマンBasic/Proの背もたれ感触(ふにゃふにゃグイグイ……伝わるだろうか)とはまったく違います。私はWINcaseの方が断然好み。いちおうブランドも同じになっていますが、ぜんぜん関係ない椅子と思っておく方がいいですね。


そんな感じでレビューでした。
なんか宣伝ぽい記事になったなぁ……。(関家具さん、ステマ報酬ください!)



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追記2020/9/24ふた月ほど使用しました。

さて、前回触れたリクライニング時の滑り感ですが、予想通りメッシュが伸びてひと月半くらいで解消しました。ひと月時点ではまだちょっと……という感じだった。
一方これ以上伸びてもらっては困る部分でもあるので、もしこの先問題があるようであれば、また報告します。

ところで座面の取り付け位置をあと3~5センチ前にして背もたれと隙間を空けると、最初から滑ることなくリクライニングしても姿勢が安定すると思います。
ただしそうするとメッシュの負荷が上がるので、もしかしたらメーカーとして妥協したのかなぁ。妥協しちゃいけない部分のような気がするのですが。


そして、使っていて出てきた不満点。
まずひと月経過ごろから、椅子を回転させると座面とシリンダー付近からきしみ音が聞こえるようになりました。音がするだけで、動きが悪くなったということではないです。
着座者の重心とシリンダーの位置が合っていなくて負荷が大きいのかな。見るからにしっかりしたシリンダーが使われていますが、その割には寿命が短いかもしれません。

次にもともと高評価だったアームレストについて。
これ左右にスライドする機能があって、体格のよい人は外側にずらして、細い人は内側に寄せて使えるようになっているのですが、内部の部品の摩擦?で留まっているだけなので、座っている間にいつの間にかずれてしまいます。
一番内側にしておきたいのに気づけば外に広がってる。
このふた月でアームレストの幅を直すのが無意識のくせになってしまいました。これは良くないです。

ちなみに一番内側にして内寸48cmで、これはこのクラスの事務椅子の一般的なサイズです。
Lサイズの男性が腕をだらっと下に下ろしたときに触れるか触れないかの幅で、アームレストを使うときは脇が開くことになります。これより幅を広げるということは、それより大柄な人を想定しているということです。
中折れ部分に肘を合わせることを考えると、アジア人向けにはむしろ幅を狭める方に調整できるようにするべきでしょう。
アームレストは回転して見た目の幅を狭めることができますが、小柄な人が肘を固定して腕を沿わせることを考えると、アームレストの取り付け部自体がもっと内側にオフセットするべきです。


一方、使っていて当初よりも評価が上がったのは、魚の骨型ランバーサポートです。
正直ここは見た目要素が大きいと思っていたのですが、体を斜めにしても追従してきて背中と腰を支え続けるので使用感はかなり良いです。普通に事務仕事で静かに座っている人には関係なさそうですが、カーレースゲームで体が斜めになってしまうような人(私だ)には特におすすめできますね。
ただし、やはり掃除はしにくいです。というか絶望的。
不潔度が増してきたら自己責任で分解清掃かな。上端がネジ留めになっているので外すのは難しくはなさそう。


そんな感じで使用ふた月後レビューでした。
しばらく使っていたら、設計が甘いかなというポイントが目立ってきた印象です。特に幅がすぐに変わってしまうアームレストは、玉に瑕の瑕がちょっと大きい。
このアームレストは現状のちゃちなスライドではなく、ハーマンミラーのエンボディのように内側可倒機構を入れたら最高の使い心地になると思う。そしたら定価を3万円くらい値上げしていいよ。それから保守部品にして売ってください。


残念ポイントもあったので、全体に値段なりの椅子といえばその通りです。個人的には数年後のバージョンアップに期待したい感じ。
でもいい意味でも値段なりなので、このクラスの椅子をお求めの人は思い切って買ってみてもいいんじゃないかな。



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追記2022/8/25、2年ほど使用しました。

手すりの根元の部分がちぎれました。これはかなりの残念ポイントです。買うときにはこの部分の破損の覚悟をしておいた方がいいかもしれません。

手すりの構造ですが、椅子本体の部分に対して手すり(金属のユニット)を下からネジ留めする構造です。上で組み立てが難しいと書いた部分ですね。
ネジ2本のねじ頭だけで手すりの金属の塊と腕にかかる体重を支えるわけですが、このネジが破断して手すりがごそっとまるごともげました。

ネジの頭だけがちぎれ飛んで、ネジ本体が中に残ってしまっているため、専用の工具&知識がないと修理不能です。
なお修理しないと金属の塊が椅子の側面にぶら下がって、椅子として使えない感じになります。あきらめて修理業者を呼んでください。

メーカーに問い合わせたところ、この部分は2年間保証とのことです。金属がガッツリ接合している「可動部ではない部分」が2年で壊れて保証なし(=有償修理)になるというのは、10万円を越える椅子としてはちょっとどうかな、と思ってしまいました。残念ながらここは大幅に減点です。

割とおすすめできる椅子だと思っていたのですが、値段にしては微妙な椅子という感じに評価を変更します。ごめんね



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追記2023/3/31
2週間ほど前、どこかのネジがちぎれ飛びました。リクライニングを動かしたところ、バキッという音と共にねじ頭が落ちてきたのですが、どの部分かは不明です。
別に体重をかけてレバーを無理矢理動かしたとかそういう使い方はしていないので、唐突でビックリ。

表面に露出していない部分のネジなんでしょうか。気になってあちこち眺め回してみましたが、見えるところには異常は無いので、椅子の内部のどこかなんだろうなあ。

その時には何だこりゃ?という感じで特に椅子としては異常は無かったですが、最近は背もたれに寄りかかるとガタンという音と共に座面がズレる?ような感じがするようになりました。
がたつくだけで椅子として座れないわけではないですが、不快というのと、またどこかのネジがちぎれるのではないかという不安があります。

もう保証期間も過ぎていますし、寿命は2年~2年半と考えておくのが良さそうです。長く使える椅子ではありません。
私が買ったころから値上がりしていまは十数万円の椅子ですが、このお値段にしてはちょっと、という評価で確定でしょうか。
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Chanene Chane

Unicorn [Meteor]

チェアのレビューをググっていてロドストがヒットするとは思いませんでした。。。

以前はがっつりキーボード打っていたので純オフィスチェアのLeapHDを使っていたのですが、最近はコントローラー握ったり、タブレット触っていることが多かったのでゲーミングチェアを買い替え先に検討してみました。
とはいえ、革張りで赤や緑のいかにもなゲーミングは苦手だなぁと思っていたら、オフィスチェアとゲーミングチェアの中間のような椅子ということでWINcaseに行き着きました。
これかBauhutteから出たゲーミングチェアとソファの中間のようなチェアで迷ってるので、暫く使ったレポート期待しています!




Rossa Peak

Mandragora [Meteor]

ひと月目くらいで書こうと思ってたレビューの続きを書きました。ふた月過ぎてしまった。
書こう書こうと思ってなかなか落ち着かなかった今日この頃。
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